うさぎの飼育(生活科の学習)
低学年の生活科に小動物を飼う学習があります(ありました)。そのねらいは、生き物をただ眺めて観察するだけでなく、手で触ってみたり、抱いたり、水や餌をやったりという活動から、生命をもっていることや成長していることに気付き、生き物への親しみをもち、大切にすることができるようにするものです。
乗馬で心身の回復を図るなど、生き物との接触が心の安定に良いことはよく知られているところです。優しい心はこんな活動から、自然に生まれてくるものです。
この学習には、“うさぎ”が最も適しています。子どもたちは、「うわあ~、かわいい。ふさふさで気持ちいい。」とうさぎに直接触れます。ところが思った以上に筋肉や骨でごつごつしていることに気づいたり、心臓の鼓動を感じたり、餌の食べ方、うんこの仕方まで詳しく観察します。ずっと観ていても飽きません。
ところが、教員の負担が大きいということで、うさぎの飼育をやめる学校が増えてきました。その代わりにカメを飼うことにしたらしいのですが、カメはほとんど動きません。さらに生き物の様子を各自が端末(タブレット)で見て終わりにする学校もあるようです。
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