2024年9月24日火曜日

花だより お彼岸と秋季例大祭 オトコエシ 

 




 学力学習状況調査の質問紙の分析では、「地域の行事に関心がない。」「社会の出来事に関心がない。」という結果が出ています。これは子どもたちというより、大人社会の問題かもしれません。日本古来からの季節の行事が蔑ろになってはいないでしょうか。
「秋の行事といえば」という問いに多くの若者は「ハロウィン」と答える。その行事の意味より、ファッション性が注目されるようです。
「お彼岸」 ~香華などを捧げるのですが、一番の供養は、亡くなった人を思い出し、偲ぶことです。先祖を供養する思いやりの気持ち(日本の文化)を大切にしたいものです。
「秋季例大祭」~春には五穀豊穣を願い、秋にはその収穫に感謝するのが神社の祭典です。他にも「大漁追福」「商売繁盛」「疫病退散」「無病息災」「家内安全」「安寧長寿」「夫婦円満」「子孫繁栄」「祖先崇拝」「豊楽万民」「天下泰平」などを招福祈願、厄除祈念として行われるのがお祭りです。日本人は農耕民族です。農耕は集団作業であり、互いに助け合って生きてきました。日本の祭りは、日本人気質と大きく関わっています。
 今日では世俗化も進んでいますが、今なお祭のときは都市化によって人間関係の疎遠になった地域住民の心を一体化する作用があると言われています。地方では人口減と若い人がいなくなり、お神輿はトラックの荷台に積んで町内を回るようになってしましました。地域のお祭りを大切にしたいものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿