2024年9月21日土曜日

花だより 小学校になぜ校則はないのか? ヒメジュオン コスモス

 



   《小学校になぜ校則はないのか?》
 札幌のある学校を訪問したとき、茶髪どころか金髪の子が何人もいて(外国人ではありません)ビックリしました。先生方の中では冗談で、「もうどうしようもないから、人間の髪の毛の色以外のピンクや青でなければいいか!」とまで言っているそうです。
 保護者や子どもの中には、「中学校に行ったら、校則があって厳しくなるから、小学生のうちに…。」とか、「そのことで別に他人に迷惑をかけていないのだから、自由だろ!」と思っている人もいるようです。
 中学生ともなると自分の判断で行動することができるようになりますが、小学生は無理です。まだ、親や教師の指導が必要です。大人としての常識が身に付いていないから子どもなのです。子どもは、教育(子育て)を通して、常識が身に付きます。子育ての最高責任者は保護者です。保護者の常識に頼るのが、小学校の立場です。
 「常識」とは? 常識とは、長い年月をかけて積み重ね練り上げてきた「地域社会や職業仲間のつきあいの知恵」で、ストレスを感じることなく和やかに、感情の行き違いやトラブルをなるべく少なくし、それぞれがそれぞれに振る舞いや生き甲斐をもって生活できるように共有している知識や価値観であり、行動です。 
 ~常識が身に付いていると~
 ①社会人として認められる。 
 ②人間関係がうまくいく。   
 ③無用なトラブルが少なくなる。
 ④信頼される。  
 ⑤情報が得られやすくなる。  
 ⑥指導・助言をしてくれる人が増える。
 ⑦相談に乗ってもらえる。  
 ⑧応援してくれる人が現れる。 
 ⑨協力し合える人間関係ができる。
 ⑩本当にしたいことに打ち込めるようになります。

  ある法律家は、「自分たちの常識で解決できる成熟した社会には法律はいらない。ところがそれができないから、争いを解決するために法律が必要なのだ。」と言っています。「常識力」を高めたいものです。


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