2025年3月26日水曜日

花だより お母さんの不思議な力 桜

 


 人間の教育は、誕生から始まり、母親のだっこやひざの上からはじまる
 親には「直接的な育児能力」(本能的に子どもを育てる力)があるといいます。お母さんは赤ちゃんが幸せな気持ちで興味が湧くように、明るく優しいリズムや調子を選んであやしたりします。これは知識で教えられるものではなく、幼い頃に愛された体験を基盤に親になると自然に湧いてくるものです。この直接的育児能力は、未開発国に豊かに見られ、発達した文明社会の母親は高等教育により、頭でっかちになるとだめになると警告しています。
 戦後のベビーブームに生まれた世代の人は、母親が洗濯機もなく、素手でせっせと家事と育児をこなしていたのを見て育ちました。子どもの病気も多く、真心と祈りだけがよりどころのその頃の母親は、おそらく直接的育児能力は豊かだったはずです。ところが、今の日本は世界最低の乳児死亡率と最高の平均寿命を誇りながら、子どもたちは、いじめ、不登校で苦しんでいます。仲間と遊びながら自然に鍛え合う発達環境が破壊されているのです。
 しかし、どんなひどい心の傷を負い絶望している子でも、お母さんが真心をこめてわが子を理解するようになると、水を得た魚のように蘇るのです。お母さんには、子どもの心を癒す不思議な力があります。どのお母さんもこの力を持っています。 
 

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