2018年10月17日水曜日

花だより フジバカマ 徒歩通学


 徒歩通学 「車での送迎自粛のお願い」
 北見のある学校に行ったときのことです。学校近くの電話ボックスに小学生の列が長く続いていました。校長先生に聞くと、迎えを頼む電話だと言います。さすが北見の街中の大規模校だな?と思いながら学校に戻ると、職員玄関の公衆電話に数人の子が並んでいました。わが校も同じ状況です。
 中にはこんな人も、職員玄関前で「すみません。ご迷惑かけています。」と頭を下げるお母さんがいました。すると車から松葉杖をついた男の子が降りてきました。「あと1週間でギブスが取れて、歩けるようになると思います。」と申し訳なさそうにいうのです。(ケガや病気のときは別です。)
“田舎の子は体力がある!は昔の話で都会の子より体力がない。”10月10日 体育の日の新聞に、≪体力テストの結果≫“小学生は、やや回復傾向にある。”という記事が載っていました。
“地方ほど車社会で歩かない”傾向にあります。札幌や東京に行って思うことは、とにかく歩く、階段の上り下りが多くて、目的地に着くまでに疲れてしまう。車中では、おじさんたちが平気で新聞の立読みしているのを見ると自分の体力のなさを痛感します。
 都会の小学生の方がずっと歩く?
 札幌中心部の資生館小学校(3校が統合した新設校)の先生が、「学校周辺は全て駐停車禁止になっていて、校地内には駐車場もないので、車による送迎は、ほとんどない。」と言っていました。子どもの体力は、毎日の徒歩による登下校や友だちとの屋外で遊ぶことでつくものなのです。
 潮見小学校では、学校周辺の道路状況や交通量の多さ、正門付近の見通しの悪さ、近所からの迷惑駐車の苦情などから、以前から車による送迎が問題になってPTAと学校で対策を講じてきた経過があります。これまで何度もお願いしてきているところです。ご協力くださいますようお願いします。
 手袋をして走って登校してくる子がいます。「おはようございます。校長先生、寒くなってきましたね~。」と声をかけられました。

 端野「屯田の杜」運動公園

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