2018年10月23日火曜日
花だより シコンボタン 子どもの「どうして?」「なぜ?」を大切にする!
国語・算数だけでなく、生活科・総合も重要
子どもの「どうして?」「なぜ?」を大切にする!
「どうして葉っぱが落ちるの?」「どうして緑から黄色や赤や茶色に色が変わるの?」「どうしていっぺんに変わらないの?」「どうして緑のままの葉っぱがあるの?」「落ちた葉っぱはどうなるの?」「葉っぱが落ちても木はだいじょうぶなの?寒くないの?」矢継ぎ早に質問してくる2年生がいました。
生活科の時間に「秋さがし」に行って、不思議に思ったことがいっぱいあったようです。
~学力向上対策~ 「学校は何をしているんだ!」と責められています。
北海道(オホーツク管内)の子どもたちの学力が低いことから、その対策が練られています。しかし、勉強時間を増やしたり、宿題をたくさん出したりすれば、学力が向上するというものではありません。
凡庸な教師は、ただしゃべるだけ。
良い教師は、説明する。
優れた教師は、範を示す。
偉大な教師は、子どもの心に火をつける。
「勉強ができる。」とは、ただ「成績が良い。」ということではありません。宿題をいやいや1時間かけてやっても何の効果もありません。それより、子どもをやる気にさせることが重要です。学校の勉強の中で、生活科や総合の学習は、子どもたちのやりたいことができる唯一の教科や時間です。
「どうして?」「なぜ?」が学習の始まりです。やる気が起きると、子どもは、何も言わなくとも自ら学ぼうとします。学力低下を招いたことから、生活科や総合を批判する人がいますが、生活や総合こそが学力向上の鍵を握っているのです。生活科のねらいは、「自立の基礎を養う。」ことにあります。私たち教師は、“子どもの心に火をつける偉大な教師になる”努力をしなければならないのです。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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