2018年10月30日火曜日

花だより オギナタコウジュ 朝日小学校の学芸会

  朝日小学校の学芸会
 学校の大きな行事は、春の運動会と秋の学芸会です。運動会は天気が悪いと校長の責任にされますが、学芸会は、その心配がなくていいと思っていましたら、学芸会も場所取りに朝早くから並ばなければなりません。1番の方は夜中2時と聞きました。強風と寒さの中、お疲れさまでした。これで雨でも降っていたら、また校長のせいになると思いました。本当に晴れてよかったと思っています。
運動会は、練習通りにはいきません。勝負は時の運ですし、よく番狂わせが起きます。バトンを落としたり、先頭で走っている子が転んだりするハプニングが起きます。
 しかし、学芸会は、ハプニングが起きたら困ります。練習通りかそれ以上にしなければなりません。「先生に言われたとおりにしなくちゃ。」と子供たちも思っていて、ふだんチョロチョロしている子も今日は、すごく緊張しています。それ以上に緊張しているのが、夏休み明けから学芸会の準備を進めてきた先生方です。心配そうに子供たちの演技を見つめています。
 もしかしたら、緊張のあまりセリフを忘れてしまうかもしれません。音楽では、変な音を出してしまうかもしれませんが、それは一生懸命やった結果ですので、そのときは、上手にできたとき以上の大きな拍手をしていただくと救われますので、どうかよろしくお願いします。
 さて、全国学力・学習状況調査の結果、北海道は2年続けてビリから2番目でした。私たち教育関係者は大変なショックを受けています。「学芸会の練習より勉強の方を優先しろ!」という意見も出てきそうです。ただし、練習問題をたくさんやればいいという問題ではありません。
 学芸会に向けて子供たちは一生懸命がんばってきました。何事にも一生懸命取り組める子は、勉強もできます。学芸会は、4月からの学習の成果を発表するものです。先生の話をきちんと聞ける。友だちと仲よく活動できる。これができれば学芸会は成功します。これができれば勉強もできます。朝日小は、そんな教育を進めていこうとしています。
それと学力の高い子は、「家族で一緒にご飯を食べて、学校の話をよくする。」という調査結果が出ています。今日の夜は、学芸会のことを話題にして、家族そろって夕飯を食べていただきたいと思います。
  ~お褒めの言葉が疲労回復剤~
 学芸会が終わった後、あるお母さんが「校長先生、これまでと雰囲気が変わってよくなりましたね。子供たちの声もよく聞こえて、会場も静かでした。照明や音響などずいぶん工夫されていましたね。」とお褒めの言葉をいただきました。
本番前に集音マイクやピンマイクが故障して、十分でない状態でしたが、それをカバーする子供たちのがんばりがあったと思います。
 片付けが終わり、職員室に戻ってから暮会の中でこのことを紹介しました。疲れ果てた先生方にこの言葉は、“ファイト一発!リポ○タンD”を飲んだ以上の疲労回復剤になりました。ありがとうございました。また、気になるところがありましたら遠慮無く言ってください。改善に努めていきます。
 北網圏北見文化センター

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