考えさせる前に知識量を増やす
ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の対話型講義(学生に考えさせる)が脚光を浴びる。
例:イチローの年収とオバマ大統領の年収、教員の年収を比較して、果たして妥当だと思いますか?(イチローの年収は、オバマ大統領の10倍)
学生と対話(意見交換)をしながら、講義を進めるという内容で、一方的に聞く講義ではないので、学生がよく考えるようになって好評だそうです。
しかし、「考える」とは、過去に経験したことと比較したり、持っている知識の中で似たようなものや違うものと比べて判断したりすることです。ある程度の経験や知識がないと考えることはできないのです。
考える授業、話し合いを重視する授業が大切だといいますが、ハーバード大学と小学生と一緒にはできません。どれだけの経験や知識があるかを見極めないとなりません。小学校で大事なことは、まず「考える基」になる経験をさせること、知識の量を増やすことだと思うのです。
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