2020年3月5日木曜日

花だより マスク着用 ムラサキケマン

ムラサキケマン
マスク着用
 「赤い羽根」を胸に着けていると、共同募金の協力者だと一目でわかる。
 マスクは新型コロナウィルスに対策にさほど効果はない。「しないよりは、している方がいくらかまし」と専門家が言っている。それでもマスクは品薄状態で、安倍首相は、北海道に重点的にマスクを配布することを決めた。
 学校の臨休もどれほど効果があるか分からない。ましてや学童保育や保育所を閉所しないなら意味がないという人もいれば、保護者のことを考えるとそれもできない。「学校を臨休にしたり、閉所しない、科学的根拠を示せ」と総理に詰め寄った野党議員がいたが、専門家も明確に対応方法を説明できる人がいるのだろうか。行政は前例のないことには判断を躊躇する。だから政治的判断(トップの英断)が必要となる。
 鈴木道知事がマスクをして記者会見を行い、緊急事態を宣言し、不要不急の外出を控えるように訴えた。「マスクをする。学校を臨休にする」とは、その効果だけでなく、緊急事態を広く喚起するシンボル的な意味がある。国を挙げて、この難局に取り組みましょうというメッセージである。
 緊急事態宣言には、不平不満もあっただろうが、大方は、仕方がないと思ったに違いない。ふだんから人通りの少ない北見市街だが、週末は人の姿が消えた。
 ところが、臨休になって中学・高校生が暇を持て余し、カラオケボックスに出掛けているというニュースがあった。国難の緊急対策は、もちろん政府がリーダーシップを発揮してやるものだが、受け止めて実行するのは国民である。マスクをするのは、その意思表示だと思う。

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