2020年3月8日日曜日

花だより 家庭の教育力が低下した背景 辛夷

ずいぶん厳しく叱られたけど、今では感謝している。
 いけないことをいけないことと思わない子どもが増えています。「自分さえ良ければいい」「ルールを守らない」という人は、なかなか人から信頼されないものです。間違った行いは本気で叱り、その場で正すことが本当の愛情です。「自分の子だけ良ければいい」という考え方(自子主義)は止め、叱るときには何がいけないのか、理由をきちんと伝えましょう。また、気分や感情に流されず一貫性をもって叱ることも大切です。そして、親自身もルールに反することはしないように気を付けましょう。子どもに信頼され、尊敬される親であり続けるためにも家庭の教育力をどう高めるか?教育再生会議で問題になりました。「国が家庭教育に介入するな!」という意見もあります、何もしないと何も変わりません。
  家庭の教育力が低下した背景 (道立生涯学習推進センター調べ)
①核家族化蓄積されてきた様々な知識経験、技術などが親子の間でとぎれる。
②少 子 化~過保護、過干渉の子を生み出す原因になる。
③女性の社会的進出仕事と子育ての両立に悩む問題が指摘されている。
④離婚率の増加教育的機能を十分に果たし得ない単身家族が増加している。
⑤家族を取り巻く環境変化子どもの仲間集団も同年齢化、少子化し、その教育機能を衰退させている。                      
⑥子どもの生活・環境が大きく変化~親と子の関係を希薄化し、子どもの孤 立化を助長すしている。
 とは言え、たとえば、今から祖父母と同居できるでしょうか?女性だって働きたい。それに夫の収入だけで生計をたて、子どもを4人も5人も産んで育てることができるでしょうか?子どものためにと夫婦不仲を我慢して、夫婦生活を続けるのが本当に良いのでしょうか?子どもからテレビゲームを取り上げ、「外で遊びなさい。」と勇気を持って言える親がどれだけいるでしょうか?
 課題をあげるのは簡単ですが、それをどう解決したらいいのか難しいところです。

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