2020年3月18日水曜日

花だより 褒め言葉初めて聞いた送別会 クロッカス

~褒め言葉 初めて聞いた 送別会~(サラリーマン川柳より)
 木目澤教育長の講話と網走市三者合同送別会(教育委員会・校長会・教頭会)がありました。教育長さんは「教育人生多毛作」と題しての講演の中で、
【多種多芸多毛作】
 ~紙幅と時間の関係で異動される校長先生に限っての所感となりますが、潮見小学校の校長室を訪れたことがありますか?見事な牧野校長先生ご自身の絵画と書が掲示されてあります。
 各教室には、牧野校長が着任された年の夏休みに、すべての学級分の「学校の教育目標」を毛筆で書かれ掲示されました。市立博物館やモヨロ貝塚館、帽子岩の水彩画と…。その解説文を拝見すると小職は、飽きなく美や書道を追求に対する“修行”“稽古”という言葉を連想します。~
 教育長さんは、“絵ばかり描いていて、肝心の学校経営は大丈夫か?“と心配されていたようです。
 3年前の4月、網走川に架かる橋を渡ったところで、錆が浮き、もう使われてはいないだろう陸に上がっている《捕鯨船》に目がとまりました。
 せっかく網走に来たのだから、網走を描こう!
(異動のあいさつ)
 網走に魅了され、我が身の技量も省みず、網走ゆかりの建物や四季折々の風景を描いては、校長室に飾っていました。
「お前ほど、暢気に過ごしている奴(校長)はいない。」と、同僚の校長からよく言われます。
 目まぐるしく変化する社会にあって、地域や自然の中にどっぷり浸かって、四季の移ろいの微妙な変化を繊細に捉える感受性を持ってほしい。網走に生まれ、網走で育ち、網走で生きる。郷土「網走」を愛する潮見っ子に育ってほしい。そんな願いを込めて描いてきました。
 送別会で新谷教育委員長さんから「牧野さんのあいさつや文章は、校長っぽくないよな!」と言われました。研修センターの河村所長さん(HPの愛読者)からも、「牧野さんは相変わらずだな。」と言われています。「あなたに難しいことは書けないでしょ。一人くらいそんな校長がいてもいいんじゃない!だって赤塚不二夫の漫画のある学校の校長なんだから…。」と妻がよく言います。
 3月のはじめ、人事や何やらで悩んでいたときです。木目澤教育長さんからお電話をいただきました。「牧野先生は、フランスに行ったことがありますか?フランス人がよく使う言葉に“セ・ラ・ビー”という言葉があるようですよ。」と助言されました。調べてみましたら「人生そんなもんさ!」という意味でした。優しく気遣い、慰めてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。そういえば潮見小にも似たような言葉があります。「これでいいのだ!」です。潮見小の校長です。お気楽な3年間を過ごさせてもらいましたが、この言葉に免じてお許し下さい。(平成24年3月)
 今年は、コロナショックで一切の送別会が中止になりました。仕方ないこととはいえ、寂しさを感じます。

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