デジタル教科書(文科省中間骨子) 読売新聞 1月28日
文科省はかつて、デジタル教科書について慎重な姿勢を見せていた。16年12月の有識者会議では、教科書は紙を基本とし、紙と同じ内容ならデジタルの併用も認めるとする最終報告をまとめた。その後、学校教育法が改正され、デジタル教科書は、19年度から紙の教科書に代えて使えることになった。このとき、「教育効果や健康面の影響について長期的な研究で検証し、知見を蓄積した上で施策を講じる。」とすることが盛り込まれた。さらに子どもの視力など健康への配慮として、使用を授業時間の半分未満に抑える基準も定めた。
ところが新型コロナウイルスの感染が拡大した昨年、文科省は一転して、デジタル教科書の本格導入への舵を切った。一人一台の端末を配備する「GIGAスクール構想」の実現が、当初の「23年度まで」から、「20年度中」に前倒しされたためだ。「GIGAスクール構想の成否は、デジタル教科書にかかっている。」と強調する。これにより、これまでの基準を撤廃し、30分に1回、20秒程度目を休ませる。目と端末の距離を30センチ程度以上離すことに留意すると明記し、3月までに告示するという。
コロナ禍を契機とする急展開に、文科省内では「流れと雰囲気に乗ってデジタル化してしまうと、簡単に紙に戻れない。学習効果が上がらなかったら大変なことになる。」と危惧する声もある。
🤦♂️コロナ禍の今、「何でもやっちまえ!」ということか。現場の先生方は、ついて行くのが大変だ。この結果が働き方改革に繋がれば良いのだが?
0 件のコメント:
コメントを投稿