二宮尊徳の報徳訓
教育委員会には、各団体から様々な情報誌が送られてきて回覧されます。特に年末年始は多くなります。そこで目に留まったのが、北海道報徳社の「北海道報徳情報(新春号)」です。今でも校庭に「二宮尊徳の像」がある学校があります。その台座に「報徳」と刻まれています。その「報徳」の意味を知っている人は少ないでしょう。
「報徳訓」とは、二宮尊徳が自分の考えである報徳思想について分かりやすくまとめたもの
父母の根元は天地の令命に在り
身体の根元は父母の生育に在り
子孫の相続は夫婦の丹精に在り
父母の富貴は祖先の勤功に在り
吾身の富貴は父母の積善に在り
子孫の富貴は自己の勤労に在り
身命の長養は衣食住の三つに在り
衣食住の三つは田畑山林に在り
田畑山林は人民の勤耕に在り
今年の衣食は昨年の産業に在り
来年の衣食は今年の艱難に在り
年年歳歳報徳を忘るべからず
一連では、自分の存在を明らかにせよと言っています。
二連では、自分を取り巻く文化を説いています。
三連では、勤労による生命の存続を説いています。
四連では、道徳と経済を一歩前進させる心得です。
🤷♂️昔は、どこの学校にもあった「二宮尊徳の像」には、こんな思想があったのです。
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