「あなた、くれぐれも無理をしないでね。」
10年前の東日本大震災、被災地で救援活動をしていた自衛隊員の夫に送ったメールである。返信は、「今、無理をしないでどうする。」だった。
あれから10年、今また、「くれぐれも無理をしないでね。」とメールする医療従事者の家族がいる。返信もまた同じだろう。コロナ患者を受け入れている病院の関係者には、ほんとに頭が下がる。
それを考えれば、自分たちに今できることは、不要不急の外出は控えること、マスクをすること、手洗いを徹底して、3密を避けることだ。緊急事態宣言が出なくてもやらなければならない。今は我慢のときだと思っている飲食店の経営者も多いはずだ。
緊急事態宣言後、東京の繁華街の人ではあまり減っていないという。人はときとして誰かのせいにしたがる。テレビのコメンテーターは、こぞって政府の対策や首相を批判する。
あるアナウンサーは、「どうか不要不急の外出は避けてください!」と悲痛な表情で視聴者に訴えた。今は、国民みんなが無理をしなければならないときだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿