???「あいさつ」は形ではない???
🤷♂️ある学校に教育現場の視察に行ったときのことです。廊下のはるか向こうから大きな声で「ちわ~す!」とある女子生徒に次々とあいさつされました。案内してくれた校長先生は得意げな顔でおっしゃいました。「うちの生徒は元気よく、しっかりあいさつができるでしょう。」確かに元気いっぱいのあいさつ。でもその子たちのあいさつには何も感ぜず、しっかりしたあいさつだとは思いませんでした。
😊その日の午後、別の学校に行きました。ある生徒がすれ違うときに、私の目をしっかり見て、「こんにちは。ご苦労様です。」15度くらい静かにしっかり“目で”おじきをしてくれました。その姿がとても清々しく、とてもいい気持になりました。でも、決して大きな声ではありませんでした。
💖二つとも確かにあいさつですが、何が違っていたか、それは“心”です。あいさつは形ではないのです。「大きな声であいさつしなさい!」と形だけを求めて、それで“良し”としてしまうのは間違いです。言葉はなくても相手の顔と目をしっかり見て、ニコッと笑顔で目礼するだけでも素晴らしいあいさつです。大切なのは声の大小ではなく、相手の心に届くようなあいさつができるかどうか。相手を思う“心情”になっているかどうかです。
👀あいさつは、心と心が触れ合うコミュニケーションが子どもたちのイキイキとした生活力や自立性につながっていくパワーになります。心をつなぐあいさつができる子は、自分で計画を立てて、勉強もできるようになるし、目標や目標を掲げて生活できるようになります。
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