2021年1月8日金曜日

花だより ただ本をたくさん読んでも読解力は身に付かない。 テンドロビウム

 

 ただ本をたくさん読んでも読解力は身に付かない。
 ”計算力と並んで重要なのが読解力です。しかし、今の子どもを取り巻く環境は、親の時代とは様変わりし、文章に触れる機会が格段に少なくなっています。そのため子どもたちの読解力の低下は著しく、結果として算数や理科、社会の文章題を読みこなせず、理解できずに正解できない。また無解答が多くなっています。
 すべての学問は「読解力」がある。
 筆者の言いたいことを読みとるためには、いらない部分を削って、それでいて重要な部分だけを読みとるという練習をすることです。その手っ取り早い方法が「○○字要約」です。
《○○字要約とは?》
 そもそも読解力が低い人は、本を読んでも書いてある内容が全く頭に入っていないのです。「読解力」とは?簡単に言えば「何が言いたいのか(書いてあるのか)」を読みとる力です。」
 新聞にしろ、雑誌や教科書にしろ、より詳しく説明するために、複雑で長い文章になっているのですが、結局、言いたいことはいくつかにしぼられるものです。
 文章はいくつかの段落からなり、段落はいくつかの文からなり、文は主語と述語からなりたっています。ですから、「主語と述語を正しく読みとること」が読解力の基礎と言っても過言ではないのです。
《○○字要約にチャレンジ》
 「動物園で人気者のペンギンは、空を飛べないが鳥である。」
 この文を、10字以内(句読点を含む)で要約するとどうなるでしょうか。
 要約するのですから、文の意味を変えてはいけません。それに、字数が制限されているので、あまり重要でないことは、けずらなければいけません。その結果、必然的に主語と述語だけを見つけだすことになります。
 答えは「ペンギンは鳥である。」(10字)になります。
 全国学力調査で正答率が低いのが、この「○○字以内に要約しなさい」という問題です。


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