2025年2月28日金曜日

花だより 今年は昭和100年 アズマイチゲ

 

 今年は昭和100年
 「100年前は?」と聞かれて、「明治?」と答える人が多い。100年は長いようで短い。私は昭和30年生まれです。今年70歳(古希)です。「古希」をむかえるとは「古代稀な長寿」という意味です。現代の平均寿命は82歳くらいなのであと10年くらいは生きられそうです。昭和初期の平均寿命は44.82歳でした。元気な年寄りはいましたが、乳幼児の死亡率が1000人当たり141.7人でした。(今は1.8人です)
 100年の間、大戦を経験し、奇跡的な復興を成し遂げ、また、大きな自然災害を何度も乗り越え、生活インフラが整備され、生活が豊かになったことが分かります。先人たちへの感謝と尊敬の念を忘れてはならない。
 戦後10年経って生まれた我々の世代は、戦争を知らずに、高度成長と一緒に育ちました。小1のときに我が家にテレビが来ました。「スーパージェッター」という30世紀からタイムマシン・流星号に乗って20世紀にやってきてジェッターが悪者をやっつけるというテレビマンガを楽しみに見ていました。ジェッターが腕時計型の無線機に向かって話すと流星号がやってくるというシーンを思い出させたのは、アップルウォッチでした。
 100年後、日本はどうなっているのか、テレビはもしかしたらないかもしれないが、「ドラえもんの秘密道具」のいくつかは実現しているかもしれません。AIの光的開発スピードを考えると可能性はあります。
 ピカピカの1年生、小学館の「小学1年生」も今年創刊100年です。毎月1日、本屋の店頭に並ぶと親にねだって買ってもらったのを覚えています。あそべる付録と、さまざまなジャンルの記事、読めば発見がある、探求心をくすぐるおもしろ学習雑誌。100年後も残っていてほしい。
 

2025年2月27日木曜日

花だより わがままな子 白梅

 

 ~わがままな子~
 甘ったれとは、どんなことでもいうことを聞いてくれると思っている子です。甘えと同時に厳しさを学ばなかった子は、人間関係でもわがままいっぱいにふるまいます。自分と他人の区別がつきにくいのです。
 家では誰もが自分の言うとおりにしてくれる。だからこども園に来ても周りは、きっとそうだと思ってしまいます。これでは本当の意味の人間関係を築けません。学校やこども園という集団生活の中で、人は自分とは違うんだということを理解することで、その子の中に社会性が育っていくのです。それが育たなければ人間関係において、わがまま放題で自己中心的な大人になってしまいます。
 他人には甘えが通用しないということ、そういうことも親は子どもに教えなければなりません。そのためには自己主張ばかりせず、いつもお友だちと50対50(フイフティフイフティ)の関係を構築することです。砂場でシャベルの取り合いをしていたら、親が平等に使うことを教えることです。そういうことで子どもは他人と自分とは違うということに気づきます。わがままが通らないことを学びます。がまんする心の強さを育てることは親の役目です。

2025年2月26日水曜日

花だより 小1プロブレムと自由保育  蕗の薹

 

  なぜ、幼小連携が進まないのか?
  小1プロブレム~入学したものの小学校の生活にうまく適応できず、授業中に立ち歩いたり、飛び出したり、騒いだり、暴力をふるう攻撃的な行動が頻繁するようになり、社会問題になりました。「小1プロブレム」という言葉が使われた2000年前後は、幼児教育の世界で自由保育が一種の流行になっていた時期と重なります。ところが「自由」という概念ほど、正確な理解や適切な行為が極めて困難な概念だと言われています。
 自由保育もその拡がりの中で、しばしば大きく誤解されて、時には全く正反対なものとして実践されて、放任と迎合が幅を利かせてしまい小1プロブレムを生んでしまったのです。しかし、時間の経過とともに本来の自由保育は、その質、量とも着実に根を下ろしてきました。子どもの自発性を尊重して、子どもが主体的に自由に遊ぶ、保育者は子どもが自由に遊ぶための環境を整えたり、遊びを提案するようになってきました。しかし、自由保育には常にデメリットの心配があります。まだ、一斉保育にこだわっていたり、課題を抱えたまま自由保育をしている幼児施設があります。
 小学校の先生も自由保育ことをまだ理解していません。「手はお膝」、「口にチャック」を指導するのが1年生担任の仕事と思っています。幼小連携が依然として進まないのは、ここに原因があります。


2025年2月25日火曜日

花だより 今どきのお母さん クロッカス

 

 核家族化が進み、姑と一緒に暮らお嫁さんは少ないどころか、今の姑の年代もそうした経験がなくなっています。祖父母は、孫のために何でも言うこと聞くスポンサーです。
 炊事、洗濯、掃除、育児を好き好んで進んでやるお嫁さんはいないでしょう。しかし、昔は、手を抜こうものなら、姑から叱責、嫌味を言われ、仕方なくやっていたに違いありません。だから家事を覚えたし、親は、嫁に行っても恥ずかしくないように育てたのです。
 今の時代、お嫁さんにとっては、非常に楽な家庭生活になりました。食事はチンしてできるし、掃除はお掃除ロボットに任せて、洗濯は全自動で乾燥までしてくれる。優しい旦那は家事を分担してくれる。
 それでは「育児」は、どうでしょうか? 0歳から幼児施設に預け、年ごろになったら、〇〇教室や習い事、学習塾に通わせる。自分の時間を持ちたい。仕事を続けたい。女性活躍時代には、これが当たり前となりました。ところが子どもをどう育てたらいいか悩んでいる母親が多いといいます。子育てについて、誰からも教わっていないからです。そうした母親は、「子育て教室」に通うそうです。それでも教室に通う母親は、まだいい方で、放っておかれる子どもはかわいそうです。
 今は〝お母さん〟と呼ばなくなりました。〝ママ〟と呼ぶのはまだいい方で、名前を呼び捨てする家庭もあります。

2025年2月24日月曜日

花だより タブレットの時代にノートと鉛筆が大事 フリージア

 

 タブレットの時代にノートと鉛筆が大事
 なぜ「ノートに鉛筆で書く」ことが、小学校では重要なのか、それは現在の学校教育では、思考力を高めることが能力育成での第一義的に重要な目標だからです。
 たとえアクティブ・ラーニングなどといっても、実態がないアクティブではラーニングにはならない。「アクティブ、アクティブ」という志向よりも「じっくり、じっくり」とノートに書いた証のある思考の方が大事なのです。
 思考という考えをじっくりしようとすればこそ「ノートに鉛筆で書く」ことがアクティブなのです。能動的な活動を経ることで、泡のように消え去る思いや考えを身体に刻印できるのです。最終的には、ノートに鉛筆で書きとめ、書き加え、書き直し続けることこそが、感受を発想に、発想を構想に、構想を構造に、思考の精繊化を可能にするのです。
                    関西学院大学 佐藤 真 教授
 タブレット学習では、勉強効率の高さが期待できる。特に幼児期から小学校低学年では、学習内容の大まかな流れをつかむことが大切になるので、紙学習だけでなくタブレット学習の積極的に取り入れる方が望ましいという意見もあります。

2025年2月23日日曜日

花だより 不登校対策パンフレット 寒緋桜

        

  不登校にならないために なってからでは遅い! 対策は今から
   不登校対策を担当している退職校長に会いました。
 不登校対策に注力しているが、減るどころか増える一方。『不登校ならないために』という家庭向けのパンフレットを作成した。不登校になってから見ても遅い。各学校で配布してもらっているが「うちの子は不登校ではないから関係ない…」と手に取ってもらえない。と言っていました。
 パンフレットを最後まで読んで、「うちは大丈夫」と思ったら、それでいいのです。
 不登校にならない親は、子どもの性格や興味を理解し、適切な対応をすることで、子どもが学校に行きたくなる環境を作っています。
【不登校にならない親の特徴】
・安定した家庭環境を作る
・子どもの話をよく聞き、日常的な会話を心がける
・規則正しい生活習慣をサポートする
・学習に遅れが出ないようサポートする
・プレッシャーをかけすぎない
・友人関係をサポートする
・子どもの興味や関心を尊重する
・子どもの意見を否定せず受け止める
・ほかの子との比較を避ける
・適切な褒め方で自己肯定感を高める
【不登校になりやすい家庭の特徴】
・無関心や過保護
・環境が劇的に変化していたり家族間の仲が悪かったり
 *不登校になる原因は様々です。
 コロナやインフルエンザ感染予防対策は、日常的な手洗い、うがい、換気、マスク着用です。それと同じで「安定した家庭環境を作る」とは、生活リズムが整っている。早寝、早起き、バランスの取れた食生活、そして、家族の仲いいことです。
 
              オホーツクの流氷と知床連山ウナベツ岳

2025年2月22日土曜日

花だより 欧米と日本文化の違いと日本の教師 ウグイスカズラ ナズナ

 

 

 ≪「間柄の文化(日本)」と「自己中心的の文化(欧米)」≫
 欧米文化は「自己中心の文化」です。自分がどれだけ大きくなれるか、強くなれるか、儲かるか、自分ために生きています。日本人は、小さいときから「人のため」ということを意識しています。「人間」という通り、人と人の間に生きる。これを「間柄の文化」と呼んでいます。トランプ大統領を見れば、よくわかります。
 「自己中心の文化」は、思ったことを言えばいいし、したいことをすればいい、人の影響を受けるのは自分が未熟だからという考えです。「間柄の文化」は反対に、常に人に配慮しなければなりません。相手の立場や気持ちに配慮できないことが未熟とされます。
 この「間柄の文化」は日本の長時間労働にも影響を及ぼしています。目の前の子どもが何か課題を抱えているとき、「勤務時間が過ぎました。私の給料はこの時間までなので帰ります。」とは、日本の教師はなかなか言えません。相手の立場や配慮することが優先され、自分の役割を限定できないのです。欧米では、教師も勤務時間がきっちり決まっていて、それ以外の時間に子どもの相手はしません。
 日本人がにわかに欧米諸国のような「自己中心的の文化」を受け入れることはないだろうと思っていたら、最近、そうではなくなってきたように思います。
オホーツクの流氷観光がやっと始まりました。





2025年2月21日金曜日

花だより アップルウォッチで健康睡眠 黄梅

 

 「睡眠の質」をよくして、認知症リスクを減らす
 アップルウォッチを手に入れた。健康に関する機能が満載だ。睡眠の質も測ってくれる。
 睡眠は疲労回復や記憶の整理など様々な役割がある。物忘れが多くなった世代に切実なのは認知機能の衰えだ。睡眠の質を高めることは、認知症対策になるらしい。
 睡眠の質を高める秘訣】
1 高齢者に長時間睡眠はリスク、眠たくなるまで寝床へ行かない
 加齢とともに必要な睡眠時間は少なくなる。「もう寝なきゃ」と寝床で長時間悶々とするのは健康によくない。高齢者の場合は7時間以内に比べ、8時間以上の睡眠によって、将来の死亡リスクは1.33倍に増加する。9時間以上ならアルツハイマー病のリスクが増加するという報告がある。
2 寝つきが悪くなるから、昼寝は短くする
 高齢者世代になると床上時間が長くなる傾向にある。これでは睡眠と覚醒の生活リズムをつくる体内時計が変化して、昼夜のメリハリがなくなって認知機能が低下する。夜の睡眠のためには、30分以上の昼寝はよくない。
3 昼間の活発な活動が脳への刺激になって、寝つきがよくなり睡眠の質を高める
 質の良い睡眠のためには日中の活動が大切。体を活発に動かすことで寝つきがよくなり、睡眠の質が高くなる。散歩や買い物の際、普段と違う道を歩いたり、家族以外の人との交流することで脳への刺激になる。
 アップルウォッチを装着していると、脈拍数、歩数、距離、上った階数などのアクティビティが表示される。ときどき「その調子で頑張って!」と表示してくれる。スケジュールも知らせてくれるし、メールやライン、電話もできる。便利になったもんだ。

2025年2月20日木曜日

花だより 子どもに悪影響を与える親の悪習慣 ミツマタ

 


 親が干渉しすぎると指示待ちの子どもになる
 子どもが1人でやっているのを見ているより手を出した方が早いですし、子どもが気付くまで待つより口を出したほうが楽なので、ついつい干渉してしまう親は多い。
 その結果、自分では何も決めることができず、親の指示を待つ子どもになります。
 子どもが自分で気付くまで待つことは親にとっても忍耐のいることですが、将来のことを考え、子どもが自分の意思で行動できるように導くことが大切です。
 子どもに悪影響を与える親の悪習慣は……
・親が朝食を抜いているか簡単な朝食だと、子どもも当然、同じになる。
・親が食べ物を残す習慣をつけていると、子どもも悪いことだと思わず、食べ残す。
・親がだらだらと間食していると、子どもも当然間食し、悪影響が出てくる。
・親がどこに行くにもすぐに車を使っていると、子どもも運動不足になる。
・親が部屋を散らかしていると、子どもも部屋を上手に片付けられない。
・親の言葉遣いが悪いと、子どもの言葉遣いも悪くなる。
 このように、親の悪習慣は、子どもの健康面に悪影響を及ぼします。社会との関わりや精神面にも悪影響を与えていると分かっていながらもやってしまっているケースや、気がつかないうちに与えているケースもあります。
 いずれにしても、親は子どもにとってどういう存在であるかを自覚し、将来ある子どもに悪影響を与えていないか、自分の行動を振り返ってみることが大事です。

2025年2月19日水曜日

花だより 日本と中国の違い 白寒菊

 

 中国人は、効率を求め、実質的な利益を優先する
 中国ではIT化が進み、生活が格段に便利になった。次々に新しいサービスが生まれている。その普及の速さに驚く。
 中国ではスマホ決済が主流となった影響もあり、便利なものであれば老若男女問わずすぐ取り入れる。年寄りも日常的にスマホを使いこなし、遠く離れた孫と無料でテレビ電話をすることは当たり前、操作が難しいので使わないという選択肢はない。
 こうした「効率の良い」ことに対して、日本人よりも柔軟に取り入れる効率を求めて行動する国民性を持っている。EV車や自動運転車、AI分野開発の速さはこうした背景にある。
 日本では、デジタル教科書を「正式な教科書」に位置付ける中間案がまとまると、さっそく反対意見で盛り上がっている。これが日本(人)だ。これでは14億人の大国中国に太刀打ちできない。ただし、中国の効率優先の考え方は、何でもあり的な行為が多く、受け入れがたい。

2025年2月18日火曜日

花だより「やりがい」ではなく「お金のため」 アネモネ

 


 ≪仕事の「やりがい」の落とし穴≫
 日本には、「お金のため」という考え方に抵抗を感じる人が多いです。「お金のために働く」と言う人はいやらしく感じるし、最初から「お金はいくらいただけるのですか?」と聞きにくい風潮があります。欧米では、お金の確認や交渉は当たり前で、仕事は「お金のため」にするものです。
 そこで日本で強調されるのが、「やりがい」です。「何かのためになること」「自分が役立てること」が示されると、日本人は納得して仕事に打ち込むことができるのです。
 学校でも子どもたちに「お金を稼ぐこと」を正面から教える機会はありません。その代わりに教えるのは、使命感を持つことの大事さであり、自分が成長することの尊さです。そのため強い「成長志向」を持てるのです。
 その「成長志向」が何に結びついているかというと、若者の離職・転職の多さです。「今の仕事では成長できない。」と感じると、すぐに辞めてしまう。あるいは「自分が成長できる仕事は何か」にこだわるあまり、職に就くこと自体のハードルが上がってしまうのです。仕事が「お金のため」と割り切れれば、就職活動もだいぶ楽になります。
 ≪なぜ、日本人はお金にこだわらないように見せるのか?≫
 日本人は昔からお金よりも名誉を重んじていましたが、人の目も気にします。「みっともないことをしてはいけない」と自己規制しているのです。
 ところが今年、優秀な人材を確保するために大卒の初任給が40万円をお超える企業が出てきました。日本人も「やりがい」ではなく「お金のため」と割り切るようになったのでしょうか?

2025年2月17日月曜日

花だより 鉢は大きければいいというものではない アシビ

 

 
 ~鉢は大きければいいというものではない~ 
 校長室に代々受け継いでいるクンシランがありました。大事に育てて大輪の花を咲かせたいと、ホームセンターで立派な鉢を買ってきました。ところが「鉢が大きければ、根を張ろうとして葉や茎を大きくしようとしない。すると花も咲かない。今は冬で植物も休んでいる時期、水は2週間に一度くらいで十分。過保護にするのは良くないですよ。」と花屋さんに言われました。水さえやっていれば元気に育つと思っていたら大間違い。植物の種類によっても育て方が違うのです。
「ちょうどいい」とは、何かが時間や状況、サイズ、量などで適切である状態を表す言葉です。 日常生活において、状況にぴったり合った、無理のない状態を指すために使われます。 「子育て」と相通じるところがあるように思います。

あばしり流氷観光船「オーロラⅡ」

2025年2月16日日曜日

花だより 健康寿命を延ばせる家はどっち? ジンチョウゲ

 

 休むだけの家は体が衰える。
 「段差のないバリアフリーの住まい」、「夏は涼しく、冬は暖かい家」、「階段の上り下りのない平屋」は、高齢者などには確かに安全で住みやすい。しかし、健康な若い人にとってはどうだろうか?
 段差がない場所で過ごすと運動量が減って使わない筋肉がどんどん衰えていく。長く過ごす場所だからこそ、あえて凸凹をつくって足裏に刺激を与え平衡感覚を鍛える環境にすることもメリットがある。「安全だけを優先した住まい」で本当にいいのか考えてみるべきではないか?
 「家にいるだけで健康になれる住まい」、「生活しているだけで自然に体が動かせる家」、「リラックスができる場所があり、季節の変化を感じる家」、そんな「健康寿命を延ばせる家」今までの常識を覆すわくわくする家はできないものか? 
                (再春館製薬「私らしく」2月号から抜粋)
 人気番組、日曜夜8時「ポツンと一軒家」の住民は元気な高齢者が多い。車一台がやっと通れる曲がりくねった急な坂を上るとポツンと家が現れる。生活用水は湧き水を引き、トイレやふろ場は外にある。物置には暖房用の薪が積んである。コメや野菜を育て自給自足の生活、当然家はバリアフリーではない段差だらけの昔のつくりだ、便利さとは正反対の生活だが、「ここから出るつもりはない」と言う。
 「こういう環境の方が元気で長生きできるのか?」と毎週見て思うが、今さら、そうした家に住みたいとは思わない。

2025年2月15日土曜日

花だより 大切なのは「あ・い・う・え・お」 キンセンカ

 

 授業で大切なのは「あ・い・う・え・お」 
「あっ!そうか」と気づく、「いいねぇ~!」とほめる、「う~ん!」と考える、「えっ!」とおどろく、「おお~!」と感心する 
 先生がよく使う言葉に「考えなさい」があります。ところで「考える」とはどういうことか、子どもたちは分かっているのでしょうか?
 「考える」とは、“何か新しいことに出合ったときに、それと同じようなものやちがうもの(これまでの経験から)を見つけて、比べてみること”です。ですから、どれだけ多くの知識や情報があるかで、その考えが深まるかどうか決まります。これはAIのデータ収集と同じです。豊かな創造力や発想力は、持って生まれた才能だけでなく、知識や経験から生まれるのです。小学生のときは、とにかく多くのことに興味を持って、多くの知識や情報を頭の中に詰め込むことが大切です。それは机上の勉強も大切ですが、体験を通して身に付けることが大事です。そして、子どもが何かを学んだら、親や先生は、「おお~、いいねえ~!」と褒めてあげることです。

流氷観光船「オーロラⅡ」

2025年2月14日金曜日

花だより 小学校に入学するお子さんを持つ保護者さんへ ニオイスミレ

 

《一日入学》 
 ~娘の「一日入学」には、母に行ってもらいました。教員なので、「どこの学校も言うことは同じだし、分かっている。」と思ったからです。母は「あんたたちは教員かもしれない。だけどヒロミ(娘)にとっては、親なんだよ。親としての小学校の勉強が始まるんだよ。どうにかならないの?」と言われたことを「一日入学」がある度に思い出します。上に兄弟がいるので経験済みという方もいらっしゃると思いますが、その子にとっては一生に一度の小学校入学です。自分流の教育観は禁物です。
 子どもの入学と同時に親としての勉強が始まります。
 すべてのエネルギーを使い果たして、必死の思いで産んだ我が子。昼も夜も関係なく、おっぱいをねだり、おしっこをし、ただ泣き続ける赤ちゃんをだっこしてオロオロしたあのとき。そんな子どもが成長して、ランドセルを背負って歩く姿、学校の机に座って本を読む姿を想像するだけで、胸がキュンと心躍るときです。そして、あんな幼い、心もとない子が、小学校に入学して、先生の話をちゃんと聞けるだろうか、いじめにあわないだろうか、事故に遭わないだろうか…。考え始めたら心配や不安ばかりがよぎります。
 1年生に入学する子は、まだ無力に見えますが、6才までに、親の生活の姿を吸収してきたことをそのまま正直に学校生活に出します。親の癖が子どもの習慣となり、1年生の人格そのものになります。親の姿をそのまま子どもが映しています。
 小学校に入学すると子どもに対して出過ぎたところ、足りなかったところが見えてきます。何より、親自身の心のデコボコを子どもが気づかせてくれます。世の中の変化のスピードは速く、環境はアッという間に変わってしまいます。6年間はあっという間です。子どもの入学と同時に親としての勉強が始まります。 

網走湖のわかさぎ釣り

2025年2月13日木曜日

花だより 新しいものの方が優れているとは限らない レンテンローズ

 




 「退化」と言っていることも実は「進歩」
 生物学者のチャールズ・ダーウィンは『種の起源』で、ある離島に生息する「飛べない虫たち」に注目した。年中強風の吹きつける島では、空に舞うことは海に放り出され命を失うことになる。その環境に適応するために羽を広げることをやめ、飛べない体を手に入れた。つまり生き残るための〝進化〟なのだ。
 人間は知識でもって優劣をつけたがるが、自然界には、そもそも優劣の差も、目的もない、多様性なものが共存し、調和している。
 お一人お一人が、いきいきと自分らしく過ごしてただきたい。これが私たちの願いです。
 丁寧な暮らしをする、仕事に成功する、といったことだけが「らしさ」ではありません。「そういえば私、こういうものが好きだった」、「好き」をきっかけに、思い出の曲を聴いたり、詩や小説を読んだりすることも「らしさ」と言えるかもしれません。
   ~「私らしく」2025年冬号 再春館製薬所 まえがきより~
 新しいものの方が優れているとは限らない。
 強風から身を守るしなやかな変貌を、今のAIは的確に教えてくるだろうか?年寄りの知識とか感覚が必要なことがきっとあると思いたい。

2025年2月12日水曜日

花だより 1日入学 校長の言葉 サンシュユ

 



 「1日入学」校長先生の話
 1年生入学と同時に1年生の親としての勉強が始まります。
“子どもは育ってほしいと思ったようには育たない。育てたように育つ”と言われます。つまり、親の背中を見て育つということです。親の言動がそのまま子どもにコピーされるのです。2025年のサラリーマン川柳100選に「パパママの 歩きスマホを 子がしかる」がありました。道徳心は、家庭で育ちます。
 勉強ができる子、友だちと仲よくできる子は、基本的な生活習慣がきちんと身に付いている子です。あいさつができる子、話がきちんと聞ける子、約束が守れる子、身の回りの片付けができる子です。
 「ちゃんとあいさつするのよ!」「先生の話をちゃんと聞くのよ!」と言って聞かせてその通りになるのなら、何の苦労もありません。できるようになるには、親がお手本を示すことです。問題集を与えて「勉強しなさい!」ということではありません。「当たり前のことが、当たり前にできる」ようにすることですが、ところがこれがなかなかできないのです。4月から保護者の皆さんも1年生の親としての勉強がはじまると覚悟してください。

2025年2月11日火曜日

花だより 終わりにする勇気 セリ カブ


   始めるより、続けるより、終わりにするのが大切な時がある
 やりたいことがあるのにグズグズしていると、人生日が暮れてしまいます。
 「継続は力なり」の言葉の通り、簡単に諦めずやり続けることが大切です。とはいえ、始めたら続けなければならない、途中で放棄してはいけない、と頑なに思い込み過ぎるのは禁物です。
 仏教では「執着」という煩悩があります。この執着から離れることを俗にいう「引き際」で、とても大切なポイントとなります。
 体がつらくなったり、気遣いに疲れたら、潔く退く勇気が必要です。
「今年限りで年賀のご挨拶を差し控えさせていただきます」と年配の方から知らせをいただくと妙に安心します。できれば続けたい、続けた方がいいと思うことでも「このままでは、自分の体力(あるいは心)がもたない。」負担に感じるなら、早々に終わらせる方がいいのです。何でも自分でやろうとするのは終わりにして、」誰かに「手伝って」と言えるようになるととても楽になります。和尚さんの言葉より 自分もその年齢になりました。
            ~心の負担から自由になろう~
 

 

2025年2月10日月曜日

花だより 魅力ある教師と研修 フキノトウ


 ~カリスマ教師~
 小学校の調理実習のとき、担任の先生に「あなた料理が上手ね!」と褒められたことがきっかけで料理の道に進んでのは、STV「どさんこワイド」でおなじみの料理研究家 星澤幸子先生です。教師の影響力と責任を感じずにはいられません。
◇◇◇保護者の率直な声◇◇◇
*○○先生が担任になってくれたら、いいのに・・・
*○○先生でよかった。
*○○先生が言うのなら、だいじょうぶ・・・ 
*○○先生は、厳しかったけれども、いつも私たちのことを考えてくれていた
*○○先生のお陰でうちの子は、積極的にやれるようになって、小さい頃から夢だった警察官になれました。
*○○先生にあこがれて、うちの子は学校の先生になりました。
 こうした声をよく聞きます。
 “今、求められている“魅力ある教師”とは、教育に対する情熱と子どもへの深い愛情を持ち、子ども一人一人に寄り添った指導ができる教師です。そして、子どもや家庭・地域から信頼される教師です。
 「教育は人なり」と古くからいわれるように、教師個人の資質・人間性によるところが大きいものです。教員の資質向上のための研修制度があります。しかし、やらされる研修では、人間性の向上は望めません。自主研修が大事なのですが、残念ながら今の多忙な教員には、自主研修をするような余裕はありません。 
 教員の資質能力向上を目指す研修の在り方を協議する会議(道教委)に出席しました。
 「教員に最も必要なのは、人間性である。」と主張した委員がいました。その通りですが、豊かな人間性は、生まれ育って環境の中で培われるものです。一朝一夕の研修で身につくものではありません。与えられた研修は、教員として必要なスキルを学ぶものです。ただし、研修とは「研究」と「修養」です。教員は人間性を磨く努力を続けなければなりません。

2025年2月9日日曜日

花だより 今は紋別市がすごい! ワカサギ 知床の冬

 

 
 オホーツク管内には北見、網走、紋別と3市ある。これまで教員の異動希望は、北見市とその周辺の町に集中して、紋別を希望する者は少なかった。最近は違ってきたようだ。
 紋別の校長の話では、各教室にエアコンが設置されたのは、管内で一番早かった。それも家庭用ではなく業務用のモノだという。教材も要望すれば何でも買ってくれるというのだ。
 2月8日(土)の読売新聞に「修学旅行など無償化~新年度から紋別市の小中学校~」という記事があった。
 紋別市では2025年度から、市内の小中学校の学用品と修学旅行、宿泊研修の費用を無償化する。財源は、ふるさと納税の寄付を積み立てた「子育て応援基金」を充てる。寄付額が全国市町村で1,2位を競う好調さを反映した形だ。
 少子化対策の一環で、副教材などの学用品や修学旅行の宿泊費の値上がりを踏まえ保護者の負担軽減を図る。市内には5校、中学校3校があり既に給食費の無償化は導入済み。
 紋別市へのふるさと納税の寄付額は24年度は130億円程度に見通しだ。現在の寄付額の水準が維持できるか不透明であるが、基金残高は約20億円あり、今後も20年程度は継続できるとしている。
 何とも羨ましい限り、ホタテ、サケ、イクラ様様である。ある町の中学校では、生徒数の減少と修学旅行費の高騰により、保護者の負担を軽減するために3泊4日から2泊3日に変更するという。


2025年2月7日金曜日

花だより 苦手な相手と対峙せずに済む方法 ハコベ ゴギョウ カブ

 

 苦手な相手と対峙せずに済む方法
 周りには、そりの合わない人がいれば、苦手な人、嫌いな人もいます。しかし、生きていれば、そのような人たちとも接しなければなりません。それはいつの時代も同じです。
 仏教語の「八苦」には「怨憎会苦」といって、恨み、憎んでいる者とも会わなければならないという苦しみが入っています。
 この苦しみから逃れる方法は二つあります。一つは、会わないために距離を置くことです。隠れる、逃げる、話しかけられたら素っ気なく対応する。大人げないかもしれませんが、背に腹は代えられません。
 もう一つは、会うのも仕方ないと腹をくくることです。もし意地が悪い相手なら、「意地悪をしてまで、私の気を引きたいのですか」「いじめっこは弱虫です。自分より強い相手はいじめませんからね。あなたって弱いんですね」くらいのことをサラリと言い放ち、身の安全を確保していいのです。言わなくても、そう思うくらいで少し気が楽になります。
                         和尚さんの言葉から






2025年2月6日木曜日

花だより スマホに没頭 読解力が危ない スズシロ ホトケノザ

 

 
 読解力が危ない SNSに没頭 長文読まず 
 ~スマホに没頭しているのは、若い子だけではありません。ビジネスマンからシニアまで、レストランでも駅や電車の中、道ばた、休み時間はもちろんのこと、暇さえあれば、スマホと睨めっこ状態です。小学生も(大統領も首相も)例外ではありません。確かに便利ではあるが、弊害はないのだろうかと心配になってしまいます。
 LINEのチェックに一日4時間ほどかける。返信は『了解』も『り』で済ませる。
 SNSは、いずれも瞬時に短いメッセージを発信できるのが利点です。長文のやりとりには適しません。平日にスマホを2時間以上利用する高校生の割合はおよそ70%、5時間以上は、13%となっています。これに対して読書量は、年々減少傾向が続いています。
 専門家は、スマホゲームにはまると、学力が落ちる傾向にある。また、スマホが側に置いてあるだけで、「メールが来ないか」などと気を取られ、注意力が低下する。さらにスマホ操作中の脳の血流量を測定したところ、論理的な思考を行う大脳の前頭前野が眠っている状態になっている。脳が発達する18歳くらいまでは、スマホの使用を制限し、しっかりした文章を読む環境を作るべき!と訴えています。
 現実問題として、スマホの使用を制限するのは難しいと思います。テレビが普及してきた1960年代にも同じようなことがあって、子どものテレビの視聴時間を制限しようとしました。ちょうど我々の年代です。
 2016年の国際学力調査では、日本の15歳の読解力は4位から8位に低下。文科省が原因の一つに、スマホの普及に伴う長文を読む機会の減少を挙ました。その後どうなったか?スマホの依存はさらに上がっていますが、2023年の調査では3位に回復したのです。文科省は、これは学校現場の授業改善が進んだ結果と分析しています。
 

2025年2月5日水曜日

花だより 今こそ読む力が大事 寒木瓜

 

 読解力のある子とない子の差が広がっている?
 スマホを「諸悪の根源」のように言うのはいかがなものか?スマホを制限すれば読解力が上がるのか?。
 世の中は読みやすい文章ばかりではありません。役所の手続きの文章やマニュアルも読めないと社会生活に困ります。読解力向上には、語彙力と文章の構造を理解しながら読むことが必要です。
 登場人物の心情を考えさせる国語の授業があります。これは文章に書かれていないことも含め、想像を豊かにして読む方法です。「行間部分を読み取りなさい。」と先生が言うと「真っ白です」と答えた子がいました。
 物語分は、説明文を読み取る手法とは異なります。説明文は単語や文節、段落の関係性を図を描くように丁寧に読まないといけないのです。今の国語の教科書はそうなってきましたが、学校現場でそうした指導が十分に行われているのか疑問です。学校では、物語教材よりもまず実用的な国語力を育成することが必要です。
 書く指導も重要です。読書感想文は、ただ書けと言われても書けるものではありません。内容を要約し、自分の考えを論理的に伝える技術を教えるべきです。論理的に書くことで、論理的な読み方ができるようになるのです。
 読解力を育てる活動は学校こそが担うべきだ。それを意識した授業が必要で、教員の指導力が問われます。

2025年2月4日火曜日

花だより 名画のように人生も修復できる ナズナ スズシロ ゴギョウ

 




 名画のように人生も修復できる
 年寄りが「若いころに戻りたい」とよく言います。若い人の中にも「あの時に戻ってもう一度やり直したい」と思う人がいます。
 人生はいつだって意味が確定していない「未意味」なのです。人は、この世に生まれた時から、白いキャンパスに絵を描くようなもので、その時々の絵のタイトルがその時点での人生の意味を表しています。
 「人生という絵」は、描き加えることができます。絵具を塗り重ねるたり、修正したりすることは何度でもできます。例えば、「悩んでいる自分」の絵を「考えている自分」の絵に描き変えることもできます。ただし、真っ白なキャンバスに戻すことはできません。しかし、世界中の名画が何度も修復され、塗り直されてきたように、あなたの人生という絵も修復しながら見事な名画に仕上げていくことができるのです。 和尚さんの言葉から
             ~人生は何度でもやり直しがきく~

2025年2月3日月曜日

花だより 91歳と3歳児の探究心 福寿草 ネコヤナギ

 

 1月に管内の退職校長の新年会がありました。乾杯の発声をしたのは、91歳の大先輩でした。「巳年は、再生復活の年であります。」から始まり、延々と話が続きましたが、大先輩の話を誰も止めることはできずにいました。しかし、91歳でこれだけ話せるのは元気でボケていない証拠です。「先生、素晴らしい挨拶でした。」と言うと「君は今、何をしている?」、「園長か、何人いるんだ?」と次から次へと質問攻めに合いました。
 昨年7月、札幌で全国国公立幼稚園・こども園教育の全国大会が開催されました。テーマは~幼児期の『遊び』は『学び』であることの力強い発信~でした。お蔭様で大きな成果を収めて終了することができました。研究の成果は、子どもの変容で示すことが大事です。発信をしたら、それを受け止めて、定着させ、充実させることが次の課題です。そして、最大の成果は、新たな課題が分かるということ。これが「探求活動」です。
 2月の『豆まき』、「園長先生、オニって本当にいるの?」、「豆をぶつけて、オニは本当に逃げるの?」とこれまた子どもたちから質問攻めに合いました。これはまさに「探求」の極まりです。生涯、探究心を忘れてはならないと思いました。「探求」とは探し求めることで、「探究」(探し究める)とは違います。
              (北海道国公立幼稚園・こども園協議会事務局だより 巻頭言)

2025年2月2日日曜日

花だより 群れで子どもは育つ セツブンソウ

 

 優秀な子どもを育てる
 「長嶋はすごかった!今の選手は…。」という人がいるが、現在のプロ野球選手の方がずっとレベルは上だと思う。野球だけではない、スポーツ、音楽、芸術分野などあらゆる分野でレベルアップしている。
 野原や空き地で野球やサッカーをする子はいなくなった。今は、設備の整った施設で指導者がついて練習する。自分のやりたい〇〇スクールを選ぶことができるし、効率よく学べる学習塾もある。
 エネルギーが高く、第一線で活躍する子どもを育て上げるには
① 貧困と理不尽(不条理)体験があること(親は与え過ぎない)
② 緩やかな生活空間・ゆっくり流れる時間の中で過ごすこと(YouTubeやタブレット、スマホから離れ、じっくりと何かに取り組ませること)
③ 群れ(集団)の中で多様性を身につけることが大切(幼児期から学童期にかけて、自由度の高い環境で群れ(集団)体験をさせること)
④ 現代の方が有利な条件(一人の子どもに時間と世話が充分にかけられ、安全な場所が保障されている。)
 今は、荒ぶる野生児のような元気な子どもが育つ環境ではないし、それを目指す必要はない。それよりも、現在は母親との密着状態が大人になっても続く状況であり、安定感のある子どもが育ちやすい。飽和した社会には、多様なシステムが存在するので、それらを親は賢く利用することができる。子どもは用意されたシステムを自分なりに選び、群れ(集団)体験や自由な遊びができる環境を得て、主体的に目標を目指すような子になれば、エネルギーの高い子に育つ。少なくとも、与えられた枠組みの中で元気に頑張る芯の強い子は育つ。今は、そういう時代なのです。
 ところが地方では、人口減、少子化で学年1学級、それも1学級20人足らずの学校が多くなった。少人数の方が先生の目が届いて学習効率が上がると思うかもしれないが、それほどではない。群れ(集団)の中で育つ力は、それなりの人数が必要だということかもしれない。

2025年2月1日土曜日

花だより 教科と生活・総合の違い ハナナ みかん

 

 
《教科と生活・総合の違い》
 算数での「面積」の学習の場合:正方形から始まり→長方形→平行四辺形→三角形→台形→ひし形→円と発展していく。これは教科型系統的な学習プロセスで、典型的な「習得」→「活用」→「探求」型の学びのスタイルです。
 これに対し、生活・総合では、「円の面積はどうすれば求められるのだろう?」から始まる。課題を見つけ、自分なりの方法で解決していく。これまでの知識や経験をもとに切って貼り合わせて(体験・活動)、平行四辺形や三角形に変化させることで面積が求められることを理解する。さらにこうした考えをもとに扇形の面積はどうすれば求められるか、さらに体積は?と発展させるのです。学習は、やりたいと思ったこと「なぜ?どうして?」から始まる場合もあるし、やっているうちに見つかることもあるのです。  
 生活・総合の学びは、基本は「習得」→「活用」→「探求」であっても、「探求」→「活用」→「習得」である場合もあるし、また、双方向でもあるし「習得」⇔「活用」⇔「探求」、繰り返されたり、スイッチバックで進む場合もあるのです。
 生活科の原点は、幼児教育にあります。小学校の先生は、幼稚園やこども園にもっと学ぶべきです。