2014年のNHK連続テレビ小説「花子とアン」が月から金まで2話ずつ16時から再放送されていて、ビデオに撮って見るのが今の楽しみです。「赤毛のアン」の日本語版翻訳者である村岡花子をモデルにしています。最近の放送では、空襲に合い翻訳中の原稿用紙を大事に抱えて逃げる花子でした。
《原稿用紙が特殊なわけ》 お笑い芸人ピース又吉氏の「火花」が芥川賞を受賞して話題になりましたが、作家さんも今はワープロが主流で、彼が原稿用紙を使って原稿を書いているか分かりませんが、女流作家の林真理子氏は、原稿用紙派で行間の空欄には、推敲後にさまざまな書き込みがされています。過去の偉大な作家たちの原稿もそうです。原稿用紙の行間、わずか5~7mmの空欄はその為にあります。学校現場では、先生が“赤”を入れるのになくてはならないものです。
《映画や演劇、ドラマの台本も行間を広くとってある》 高倉健の『網走番外地』の台本を見たことがあって、(高倉本人のモノかは分かりませんが、波線や記号、感情、表情など演技の注意事項が細かく書き込まれている。)それは楽譜に似たところがあります。
アナウンサーの原稿も、大きな字で行間を広くとっているとNHKの見学で教えてもらったことがあります。アナログも捨てたものではありません。
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