研究会の助言者を何度か務めたことがありました。若いときは生意気で好きなことを言っていました。「それは違うんじゃないですか?」と言ってしまった授業がありました。その授業者は、その後、教育局の指導監になり、今でも会うとそのことを言われます。若気の至りです。
美幌田中小学校(美幌の自衛隊から東藻琴に行く途中にあった学校、当時は30数名のへき地複式校)に27歳から32歳まで6年間勤めました。年に2回指導主事訪問があって特設授業を行いました。
生意気盛りで指導書通りにやるのがイヤで、定型の“わたり”“ずらし”も素直にやらず、いつも突飛な授業をしては、批判を浴びて落ち込んでいました。
当時の指導主事から「教師は教えるプロだから、授業で勝負できる教師になりなさい。単元のねらい、児童の実態から本時の目標を設定し、その目標を達成するために、どんな教材を用意するか、発問は?板書は(計画)?そして、その結果は?授業後の研究協議できちんと主張する。結果に対して言い訳をしない。」最後に「助言者や偉い人が言ったから、その通りとは限らない。信念や自信がないと授業はできないですよ。」と言われたことを思い出します。
「教師は指導案を100本書いて一人前」と言われます。1年に1本では100年かかり、一人前の教師にはなれません。1年に10本書いても10年かかります。1年に30本近く書いて約3年です。そして、指導案をもとに授業を批評してもらうことです。それも校内研より、管内研、全道大会の授業者を経験することです。
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