2022年11月2日水曜日

花だより 活字離れを食い止める? サクラダテ 白菊

 


  本屋さんが次々と閉店する中での秋の読書週間
「活字離れ」が進む一方で、スマートフォンやインターネットなどの活字にはどっぷりと浸かっています。そんななかで、読書で身につくものとは何なのでしょうか?
 スマートフォンやインターネットで情報を大量に集めるスキルがあっても、読書をしている人が集めてくる情報の質にはかなわないことがわかりました。
  (2014年12月10日 NHK「クローズアップ現代」調べ)
 〇漢字や文法に詳しくなる、知恵が増える
 〇本の内容を疑似体験したような状態になることで、想像力が鍛えられる
 〇関心や興味の幅が広がり、新しい世界へ踏み出すきっかけになる
 〇新たな発見を得ることで視野が広がり、今後に役立つ情報を得ることができる
 〇考える力がつく。自分の中に蓄積された知識がアイディアとしても活かされる
  読書にはこのようなメリットがあります。
 インターネットで流布されている情報は、確かに量は多いのですが、情報量が多いだけで「浅い」と言われています。本を読む人は、しっかりとした論理構成と自分の意見を盛り込んで話すことができるようです。
 《これからの時代に必要とされること》
インターネットで調べることと、書籍をもって調べることの差とは何か?
 それは、「一応の正解」を見つけてくることと、「自分だけの正解」を見出す差です。これからの時代を理解するためには、「自分だけの正解」を見出すスキルが必須と言われています。
 今の日本で「経済的な成長」を目指した「終身雇用制度」や「年功序列賃金制度」を守っている企業は、ほとんどありません。「国民年金システム」の崩壊も時間の問題と言われています。つまり、企業や国が用意してくれるシステムを受け入れていればいい時代は終わったのです。
 読書によって「自分だけの正解(情報編集力)」を磨かなければならないのです。
 私たちは、日常的に情報を享受するばかりになってしまっています。しかし、これからの時代は与えられた情報を自分なりに組み合わせて、新しい1つの情報を作るスキルを磨かなくてはいけません。
 そうすると、未知の問題に直面したときに手持ちの情報を使って解決できるはずです。もしこの時、自分で情報を組み立てることができないと、未知の問題には対応できないでしょう。
 *読書家や出版関係者はこういうでしょう。しかし、活字離れや紙媒体の本離れを食い止めることはできるのでしょうか。教科書もデジタル教科書にかわろうとしています。さまざまな分野にAIが活用されています。「読書をすれば、新しい時代に対応できる。」という言い方は、ちょっと賛成しかねます。
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