こども園の保護者アンケートの結果、一番評価が低かったのが、「特別支援教育」でした。先生方の評価では、特別支援教育には、力を入れているという高評価で、保護者とのギャップがありました。つまり、特別支援の取り組みが保護者に伝わっていないということです。就学指導の保護者面談で、特別支援学級への入級を考えている保護者から、「うちの子が支援学級に入ったら、みんなからいじめられないか心配です。」と言われました。
今の学校の特別支援教育について説明しましたが、まだこうした心配をする保護者はたくさんいます。
学校教育の中核に特別支援教育を据える。
平成26年に批准された「障がい者の権利に関する条約」で提唱されているインクルーシブ教育システムの理念の推進は、学校として重視することが大切です。特に学校全体で、障がいの有無や個性の違いを認め合いながら、共に学ぶことを追求することは、誰もが生き生きと活躍できる学校づくりに直結するのです。特別支援教育は、該当児だけの教育ではなく、周りの子への教育こそが大事なのです。
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