「ぜんほきょう」(幼児施設の業界誌) 10月号 施設長のあり方(めざす姿)より
洗足こども短期大学 教授 井上眞理子
《施設長に求められる3つのポイント》
1 園の中だけでなく、園の外への視点を広げ、とくに保育業界を取り巻く現状について知
識を得ること。新しいことに触れる機会を増やしていくことを、これまで以上に意識しな
ければ、周囲に後れを取る。
2 自園をしっかりとマネジメントする力を身に付ける。社会の変化を受けて様々な価値観
2 自園をしっかりとマネジメントする力を身に付ける。社会の変化を受けて様々な価値観
が共存し、複雑化していくことへの対応として、多様性を受け入れ、まとめていく力が必
要となる。
3 人材確保と育成について、単に人を増やせばいいということではなく、保育の質と維
3 人材確保と育成について、単に人を増やせばいいということではなく、保育の質と維
持・向上させるための人材の獲得と、人材の可能性を引き出し活かす方法を考える。その
ためには外部に上手に発信していく手腕も必要となる。
多くの幼児施設を見学していると、園全体がマネジメントされていないと感じる。たま
多くの幼児施設を見学していると、園全体がマネジメントされていないと感じる。たま
たまコミュニケーション能力の高い主任やリーダーがうまく立ち回りながら、人をつないでどうにか回しているけれど、マネジメントの必要性や意義や効果に気付いていない園が多い。これは各園の体質というよりも、保育業界に特有の特質であり、業界全体のマネジメントにおける基本的な理解が、まだ駆け出しの状態だからです。
《保育の魅力と本質を発信する》
保育士を志す若者は、クリエイティブで質の高い仕事をしたいと思っています。ところが実習に行った園が、子どもの主体性が尊重されていない保育を行っていたり、ICT等による業務改善があまり進んでいない園にいった学生は、働く場所としてどうかな?と疑問に感じるようです。
保育士は、クリエイティブで、かつ未来へ発展していける業種だと発信することが大事です。園の取り組みをきちんと発信していれば、学生には就職したい園だと、保護者には子どもを通わせたい園だと、思ってもらえます。ここにさまざまな課題を一気に解決するカギがあります。
《保育の魅力と本質を発信する》
保育士を志す若者は、クリエイティブで質の高い仕事をしたいと思っています。ところが実習に行った園が、子どもの主体性が尊重されていない保育を行っていたり、ICT等による業務改善があまり進んでいない園にいった学生は、働く場所としてどうかな?と疑問に感じるようです。
保育士は、クリエイティブで、かつ未来へ発展していける業種だと発信することが大事です。園の取り組みをきちんと発信していれば、学生には就職したい園だと、保護者には子どもを通わせたい園だと、思ってもらえます。ここにさまざまな課題を一気に解決するカギがあります。
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