2023年10月19日木曜日

花だより 授業参観:プロの視点 栗 ホトトギス

 

 ≪授業参観:プロの視点≫
 秋は研究会の季節です。文部科学省の教科調査官(視学官)や大学の先生、教育局の指導監や指導主事と一緒に公開授業を見て回る機会が多くありました。全国を回り、経験豊富な先生方は、一つの学級わずか数分の参観で、その学級の様子、教師の力量がわかるといいます。
 ~授業の見方~
 ①まず教室を見渡す。(学習環境の確認)
 ②子どもたちの姿勢を見る。(授業への集中度、学習ルールの定着度)
 ③教師の振る舞い、言葉遣い、発問の仕方、表情を見る。
 ④板書の構成、字の丁寧さを見る。
 ⑤ノートをチェック(前時までの学習の確認)する。
 ⑥掲示物をチェック(子ども作品、作文や観察ノートなど、掲示の仕方、工夫など)する。
 ≪なぜ研究授業や研究会を開催するのか?≫
 最新の研究主題や研究仮説を立て、教材研究をして授業に臨むことは当然なことですが、思い描く授業をするためには、それを支える学習環境の整備や子どもたちの訓練(学習ルールの定着)が大事です。研究会のほとんどは10~11月に集中します。その準備は4月に遡って(学習のルールの指導や教室環境整備など)始まります。4月からの学級経営が試されます。公開研をやればやるほど教師力は上がります。

0 件のコメント:

コメントを投稿