日本の歴史から学ぶ ジャレード・ダイヤモンド(地理学者・作家)
徳川幕府は鎖国をはじめ、約200年も外部世界との接触を絶った。孤立の終わりは米国のペリー艦隊の「招かざる訪問」によってもたらされた。
明治維新期の指導者たちには先見の明があった。日本の独立を保つには、西洋の強さの源泉を素早く取り入れる必要があることに気づいた。西洋の列強に収奪された中国の二の舞を避けるためだ。
明治維新から第1次世界大戦までに起きた日本の変化は、近代史上、世界でも特筆すべき成功例といえる。日本の伝統的な強さを守りつつ、西洋の強さも取り入れたからだ。
過去80年、日本はさらに大規模な選択的変化を遂げた。日本が収めた成功に匹敵する例は、どの国にもない。日本人は再び困難な問題を解決し、繁栄していくだろう。慎重にではあっても、その楽観できる理由を与えてくれるのは、日本の歴史そのものである。
外国人から見た日本はこう映っている。日本の伝統と西洋の融合が、これまでの成功のカギを握っていたとすると、日本人の気質は大きく変わってきて、日本の伝統は揺らいでいる。これから持続的な繁栄が望まれるか心配である。
玉ねぎが詰まれたコンテナが並ぶ 日本一の収穫量の北見地方

0 件のコメント:
コメントを投稿