2025年9月13日土曜日

花だより 動物から「母性本能」を学ぶ レンゲショウマ 山ブドウ

 




   動物から母性本能を学ぶ
 知床で人を襲った熊は、親子連れでした。「子どもを連れた母熊には気をつけろ!」といいます。子どもを守ろうとして母熊は必死になるからです。
 カラスが巣作りをする頃、巣に近づく人を襲うことがあります。アフリカの草原では、ライオンに襲われた子どもを助けようと母親は勇敢にもライオンに立ち向かっていきます。その形相にさすがのライオンも逃げていきます。親の愛は生物学的にプログラムされた本能であり、自分を犠牲にしてまで、子どもを守る行動として現れるのです。
 調べてみると、母性本能は、出産直後に必ずしも子どもへの強い愛着が生まれるわけではなく、育児を通して形成されるものです。母親になれば自然と子どもへの愛がわき上がる、といったものではないのです。
 この「親性脳」と呼ばれる育児に必要な脳内ネットワーク活動は、実母や性別などに関係なく、育児経験によって発達すると近年の研究で示されています。こども園の先生が正にこれに当てはまります。ただし、親の過保護な行動は、かえって子どもの成長を妨げる「親毒」と見なされることもあるので注意が必要です。
 そして、この保護行動が子どもに与える影響として、健全な愛情を受けて育った子どもは、自己肯定感が高く、心に余裕があり、情緒が安定します。また、親からの愛情を基盤として、子どもは困難な状況に立ち向かう力や、自分自身の価値を認識する力を得ます。
 人間だけが偉いわけではありません。動物から学ぶこともあります。


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