自分の教育論を等々と語る人が多くなりました。世の中には子育て情報があふれています。教育評論家や子育てアドバイザーと呼ばれる人は山ほどいて、書籍もあれば、ネット検索するといくらでも出てきます。「何を信用すればいいの」と迷っている方も多いと思いますが、「実は子育てはそんなに複雑ではなく、むしろシンプルです。」頭でっかちの自己流がもっとも危険です。
子どもには、自身が持つ「育つ力」(自己学習(発達)力」を幼いころから備わっています。しかし、この「育つ力」とは、実は「子どもは一人で育つ」という意味ではありません。大人の「育てる力」があって初めて、もともと備わっている「育つ力」が発揮されるものです。自己学習力は、大学などの高等教育で身に付く「知識」ではありません。「生きる力」のことです。≪子育てには「ことば」と表情が大切≫
親が与えている中で最も重要な刺激は「ことば」です。その「ことば」を使って子どもはものごとを考えるようになります。正しいことば、優しいことばで話しかけることで、子どもは頭や体を動かすのです。褒めるのも叱るのも、子どもは親のことばを一番頼りにしているのです。ことばを一番交わすのは、親だからです。そして、親の表情も大事です。子どもは親の表情から本能的に思いを感じるものです。
白百合女子大学 教授 田島 信元 (牧野要約)
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