2022年8月8日月曜日

花だより 毎日の生活の中に道徳の教材はある オオマチヨイグサ


 毎日の生活の中に道徳の教材はある
  花壇の草取りをしていると5歳児さんが手伝ってくれました。
「園長先生、カブトムシの赤ちゃんがいた!」と数人が取り囲んで大騒ぎをしていました。見ると蝶々か蛾の幼虫でした。すると、それを離れて見ていた女の子が「騒がないで、静かにして!」と言いました。
 「生命尊重」「自然とのかかわり」
 日本人は、動物や昆虫を見つけると、捕まえたり、エサを与えたりしようとします。ところが、ニューヨークのセントラルパークでは、野生のリスなどの動物がいても完全無視だそうです。
 小学校の道徳の時間は、週に1時間、年間35時間程度です。そのうち「生命尊重」を扱うのは2時間程度、これで道徳心を養うことは到底できません。道徳の時間はきっかけ作りに過ぎません。普段の生活の中で起きた事象を取り上げて指導するのは、担任の大切な役割です。女の子は、何を思って「静かにして!」と言ったのでしょうか? 
 花壇で花を育てる、教材園で野菜を育てるのも長期間にわたる道徳の「生命尊重」・「自然とのかかわり」です。植えて、収穫するだけではありません。毎日眺めて生長を感じたり、草取りをしたり、そうすることで収穫の喜びを感じる。夏休み、教材園の管理は、校長か教頭の仕事でした。
 水やり当番の子がやってきますが、雨の日にも水をやります。草取りはしません。熟したトマトやきゅうりをとることもしません。「水やり当番」だからです(?)
子ども園の玄関先のプランター
 



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