2022年8月18日木曜日

花だより 夏休みの宿題(読書感想文) ヤナギラン

 

 夏休みの宿題といえば「読書感想文」
 夏休みの宿題で最後まで残るのが読書感想文、だから読書は嫌いだ!と思っている子は多いはず。書き方が分からない、たくさん書かなくてはいけないと思うのが強いのではないでしょうか。
 選書力 苦手意識を持つ子どもに共通するのは、選書力が育っていないことです。子どもが自ら本を選ぶのは難しいのなら、担任がその子に最適な本を薦めることが、選書力を育てる一番の早道かもしれません。
  どのように書かせるか?
 まず、作品集などで優れた読書感想文を紹介し、同年齢の子どもたちがどのように考え、どのように表現しているかを学ばせることです。
 次に書き方の型を示すことが必要です。
①選書の動機 ②本の内容の概略 ③2~3の柱建て(特に心に残った場面を2~3に絞る) ④自分との対比や本の内容に関連する体験 ⑤本から得たことや考えたこと ⑥これからやってみたいこと
 さらに原稿用紙の使い方の指導も大切です。句読点の打ち方、引用するときの約束、改行の仕方など。また出来上がったら読み直して、人権上の配慮や漢字・仮名遣いも含めて推敲し、わかりやすい文章を目指すことを指導することです。
 授業時数の削減で、読書感想文の指導に十分な時間が割けなくなっています。しかし、読書感想文の指導で子どもたちの内面の成長が図られることは間違いありません。
 夏休み前に原稿用紙を渡して、「さあ、書いてきなさい。」では、読書好きだった子も嫌いになるかもしれません。
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿