2022年8月5日金曜日

花だより 夏休みは、動物園に行こう! あさがお(2)

  

 夏休み、どこへ行きたいか? 小さい子は「動物園に行きたい!」と言います。小学校の修学旅行では、絶対外せない場所です。コロナ禍にあっても旭山動物園は今も人気スポットです。子どもの情操教育のためにも動物園は必要という意見がある反面、動物の一生を檻の中でつぶしてまで、得ることがあるのか?人間が動物と触れ合いという理由で動物たちの自由を奪っていいのか?と言う人もいます。
  “いのち”を伝える   
  長い間、動物園で動物の子育てを見続け,“いのち”を伝えることについて考えてきた。動物たちは自然が創りあげた巧妙な子育ての仕方を見失うことなく、淡々と命をつないでいる。お乳は、子の腹を満たすだけでなく、親子の触れ合いをつくり温もりで心にも栄養を与えているのです。たっぷり愛情を受け、子は生きる力を身につけ成長します。やがて親になり自分が経験したことを子に伝える。実に単純だが、そこに大事なものがある。“Education”の語源には「お乳で育てる」とある。“いのち”の教育、その始まりは親子の触れ合いではないだろうか。“いのち”はイノチからしか伝わらないのだ。 秋田市大森山動物園長 小松 守 氏
 命の大切さ、親の愛情、家族の大切さ、自然の厳しさなど、「生命」と「共生」について理解するのが動物園の教育的目的です。動物園で何を見、何を感じるかです。




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