2022年8月30日火曜日

花だより YouTubeの功罪 ミズアオイ

 

 今の子どもたちの人気の職業は、YouTuberなど、動画投稿者がトップです。時代は変わりました。プロ野球選手やサッカー選手、アイドルタレントではありません。ましてや教員などランク外です。
 「コロナで旅行にも行けないし、テレビはバラエティー番組ばかりでつまらないので、YouTubeを見ている。」という人が多くなりました。大人だけではありません。園児も「コロナで休園しているときは、朝からずっとYouTubeを見ています。」と保護者が言っていました。
 YouTubeのような動画共有サービスでは、動画を自由に投稿できます。それを不特定多数の人に公開し、視聴してもらうことが可能です。民主主義を守るためには、表現の自由を保障することが不可欠です。ロシアがウクライナに侵攻したことを見れば明らかです。国家統制に左右されがちなテレビや新聞とは別に動画共有サービスが存在する意義は大きいでしょう。しかし、問題点もはらんでいます。
 安倍元首相が演説中に銃器によって殺害されました。その凶器は手作りで、犯人はYouTubeを見て作成法を習得したと言います。迷惑YouTubeの有害動画の公開まで認める必要はないし、フェイクニュースも問題になっています。このような動画が今は野放し状態になっています。この問題は民主主義の根幹をなすものなので法律で規制することはもちろん必要ですが、新たな教育問題でもあります。

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