土曜は寅さん BSテレ東:4Kデジタル修復版 只今放映中
寅さんシリーズは、公開から26年間、1995年まで48作品、主演の渥美清さんは、その翌年亡くなっている。それからもう27年の経っているのに、なぜ、また見てしまうのだろう?「男はつらいよ」の映画監督山田洋次氏は、教育についてこう語っています。
核家族化がはじまって20~30年が過ぎ、その中で育った子どもたちが親になって、本格的な家族の断絶が起きているのではないでしょうか?寅さんの映画を作っていた時代は、「そうなんだ。こんな風に人と人が愛し合い、仲よくなるために面倒な努力をしながら社会が成り立っているのだ。」という思いで観客は満足してくれた。けれども、今の若者たちとその思いを共有することができないと不安になるのです。何故か日本人は毎日ゆとりなく過ごしていて、人と人が深く関わり合う時間がない。それは学校の先生にもいえる。先生は学校で子どもたちと仲よくすることが仕事なはずなのに、それができない状況にあるようです。子どもは先生の生活をひとり占めしたいと願う者ではないでしょうか?寅さんシリーズには、日本人が忘れかけている「人情」がテーマになっています。こんな映画はもうできないのでしょうか?
寅さんが、最新の4Kデジタル版に修復されて放映されています。それだけ寅さんが日本人に愛されている証拠です。また、きれいな画質で何度も見られる。
0 件のコメント:
コメントを投稿