夏休みは、学校ではできない様々な経験をするためにあります。
コロナ禍にあって感染リスク回避のキャンプが大ブームになっています。家族で海や山で過ごすのは、子どもたちにはいい経験になります。
さまざまな経験があればあるほど、さまざまな思考を持っていればいるほど、自分の中に多くの引き出しを持つことができます。人は何かにぶつかったとき、それまで培ってきたものを頼りに、どう対処するかを判断します。つまり、引き出しが多ければ多いほど、自分が出す判断に自信が持てるのです。体験したことの数だけ、子どもの中に引き出しが増えていきます。家の中でゲームばかりしていては、引き出しは増えません。
子どもの自己肯定感というのは、誰かのほんの一言やちょっとしたきっかけによって高められるものです。特に子どもの場合は、周囲からの言葉によって自分がどういう存在であるのかを確認していく度合いが大きいといえるでしょう。だからこそ、家庭での親と子どもとの会話、親から子どもへの言葉がけが大切なのです。
キャンプは、そんな家族の話し合いの場になることでしょう。しかし、今のキャンプは、何の不自由もないホテルに泊まっているようなものです。北海道には、本州ナンバーのキャンピングカーが大勢押しかけてきています。キャンプ場はどこも混雑しています。
ある子が「どこに行っても混んでるし、コロナになったら困るから、庭にテント張って泊ったよ。」と言っていました。
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