2022年8月3日水曜日

花だより 今年の学力テストの結果 アサガオ

 


全国学力学習状況調査の結果が公表されました。今回もまた北海道は、すべての教科で全国平均に届かなかったものの、小学校では、全国平均との差が縮まりました。その理由を道教委は「ICT=情報通信技術を活用した授業の改善などに引き続き取り組みたい」としています。全国平均に届かないことは、当たり前になり、学力が低いことへの関心が低くなっているような気がします。
 改善傾向の理由をICTの活用だと言っていますが、本当でしょうか?
 「平均正答率」を全国平均と比べると、小学生は国語が64.4%で1.2ポイント、算数が61.1%で2.1ポイント、理科が62.9%で0.4ポイントそれぞれ下回りました。また中学生は、下回ったもののほぼ全国平均並みで、これもいつものことです。
 教科に関する調査のほかに、ふだんどれくらい携帯電話などでSNSや動画を見ているか尋ねる調査が初めて行われました。
 調査では児童や生徒に1日あたり、どれくらいの時間、携帯電話やスマートフォンでSNSや動画を見ているか?
 その結果「1時間以上」と答えたのは、小学生で56.5%、中学生では79.3%でした。全国平均と比べると小学生では5.9ポイント、中学生では3.5ポイント、いずれも高くなっています。
 このほか小中学生に1人1台配備されているパソコンやタブレットなどの端末について活用状況を尋ねる調査も行われました。
 児童や生徒に授業でパソコンやタブレットをどの程度使ったか聞いたところ、「ほぼ毎日」と答えたのは小学校で32.5%、中学校では23.3%で、全国平均を小学校で5.8ポイント、中学校で1.7ポイント、それぞれ上回りました。
 
こども園の懇談会で、「まだ4歳なのに、休みの日にはYouTubeばっかり見ていて困っているんです。」と悩みを相談する保護者がいました。その親も普段からYouTubeを見ているのです。子供専用のタブレットもあるようです。ICTの活用が本当に学力向上につながると信じたいです。

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