2026年7月30日木曜日

花だより AIと経済成長「楽観」「悲観」「滅亡」3仮説 オニユリ ヒマワリ カンゾウ ノラニンジン ナスビ

 

 AI関連のニュースを毎日目にする。その進化は、日進月歩どころか秒進分歩のスピードで、専門家でさえこれからどうなるか分からないらしい。
 ≪地球を読≫ 7月26日 読売新聞 
 『AIと経済成長「楽観」「悲観」「滅亡」3仮説』 大竹文雄 大阪大学特任教授
 その進歩を目の当たりにすると、AIが経済成長を加速させ暮らしを一変させるのではないかと考えたくなる。不治の病が治るようになり、エネルギー問題が解決し、生活水準が劇的に向上する。日々のニュースからそんな未来図が頭に浮かぶ。だが、有名な経済学者の見方は、必ずしもバラ色ではない。スタンフォード大学のチャールズ・ジョーンズ教授は、AIが経済に与える影響を3つのシナリオに整理している。
 「楽観論」:AIが爆発的な成長をもたらす世界だ。これまで機械が「体の仕事」を自動化してきたのに対しAIは「頭の仕事」を自動化する。AIが自ら改良し続け、より優れたAIを生み出していけば技術は加速度的に進歩する。
 「悲観論」:しかし、結局「これまで通り」という見方である。過去100年、電気・半導体、インターネットという巨大技術が次々と登場したのに日本、アメリカなどの経済成長率は、概ね2%前後で推移してきた。技術革新は必ずしも成長率を押し上げて来なかった。新技術を使いこなす組織や人材が整っていないと技術が自動的に成長に結びつくわけではないということだ。
 「滅亡論」:AIが暴走し、人類の存続が脅かされる。強力な技術には制御しきれない危険性が伴う。確率は低くてもその被害は甚大になる。AIが個別最適な答えを即座に提示すると、人は深く学ぶ動機を失い、社会全体の知識基盤はやせ細る。「知識崩壊」が起きる可能性がある。またAIの恩恵は上位層に集まり、格差が広がる可能性がある。
 楽観か悲観か滅亡か、その行方は社会のルールをどう設計するかにかかっている。AI時代の成長を決めるのは最も高性能なAIではない。社会で取り残される人、古い制度、失われる学びといった弱い立場の人間をどこまで補強できるかにかかっている。
 日本のAI利用率は58.8%で世界的にまだまだ低い。(読売7月27日)中国は90%を超えている。楽観論的な中国に対して、悲観論的な日本、日本で利用が進まない理由は、「必要性の認識不足」、「スキル不足」、「リスクへの懸念」 これでは日本の勝ち目はない。


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