2022年12月13日火曜日

花だより 政治家から学ぶ マンリョウ

 

 英国の女性3人目の首相リズ・トラス氏は、短命で終わってしまいました。彼女は、鉄の女ではなかったようです。  
 英国元サッチャー首相は、“私は確信の政治家です。旧約聖書の預言者たちはこう言いました。「これが私の信仰であり、ビジョンでもある。あなた方もそれを信じるのであれば私についてきなさい。」私も同じことを申し上げます”さすが『鉄の女』と呼ばれた人の言葉です。トップには、これくらいの気迫が必要です。
  読売新聞の特別編集委員 橋本五郎氏は、「日本では、土光敏夫氏(国鉄民営化・組合交渉)や後藤新平氏(関東大震災後の帝都復興)に学ぶべき。どんな国をつくるかという明確な目標を示せるか、反対派の意見にも耳を傾け、採り入れる度量の大きさが必要である。」と言っています。
 今回の旧統一教会の被害者救済新法が、岸田首相の持論である聞く耳を発揮して、野党案も取り入れる形で成立しました。
 人間に「徳の人」と「才の人」とがある
「徳の人」は大将の器なるべし、「才の人」は補佐役たるべし
 リーダーとしての地位が高ければ高いほど、技量的能力よりも徳の方を要求される 。
 これは学校に例えると、校長と教頭、主幹教諭、教務主任の人事に当てはまる。教頭までは「才の人」だが、校長には「徳の人」が求められる。但し、はじめから「徳のある人」はそうはいない。徳は「積む」という。校長になるまでの経験が徳となるということです。
 『校長のあるべき姿』をまとめると
①どんな学校をつくるかという明確なビジョンを示すこと
②それを貫徹するブレない姿勢
③反対勢力の言うことにも耳を傾ける度量の大きさです 。
 ということになります。

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