2022年12月7日水曜日

花だより ポストコロナの学校 ハボタン

 

  師走を迎え一年を振り返るとき、去年の12月は、「新しく迎える2022年は、コロナも落ち着いて、通常の学校生活が送られるだろう。」と誰もがそう思っていました。ところがあれから1年経っても、過去最多の感染者数を記録するなど、早急に好転するとは思えない状況です。コロナとの格闘は、まだしばらく続きそうです。
 当たり前にあると思っていた学校行事や大会が、突如として中止や縮小となり、学校に行けず、外出も自粛しなければならなくなりました。それでも今、仲間との出会いを楽しみに、あるはずだった貴重な学校生活を知らずに時間を過ごしています。特に卒業学年は、少しでも充実した時間を保障してあげたいと担任は強く願い、さまざまな工夫をしています。しかし、どう考えても、今年も通常のカリキュラムは保障できないでしょう。特にこれから重要とされた「対話的学び」、「接触型の学び(体験)」は軽視され、従来の知識習得型の授業や学びが主流になっているのが危惧されます。情報機器を活用した学習という新しい学びも、黒板とチョーク、教科書とノートという伝統的な学習が、単に液晶画面に置き換わっただけのドリル的な学習ならば、学習方法の進化と逆行したものになっていないだろうかと心配です。
 コロナ禍で低迷する経済界にあっても、この機に生き残りをかけイノベーションをした企業は、業績を伸ばしています。ポストコロナの学校は、元に戻すという発想ではなく、改革のチャンスをとらえるべきです。迎える2023年卯年は、「飛躍」「向上」の年です。ホップ・ステップ・ジャンプと飛び跳ねたいものです。

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