小さな村の介護養護施設で職員による入居者への虐待行為が発覚しました。保育士は、即刻逮捕されましたが、この職員は、未だ働いています。解雇すると施設が維持できないからです。小さな町の子ども園では、本州から採用に応募してきたベテラン保育士を採用することにしたそうです。まだ一度も会ったことがなく、どんな人物がよく分からないと言っていました。人手不足は地方ほど深刻です。
我が家の近くのコンビニでは、日本語があまり話せない中国人留学生が働いています。日本人の学生も居るだろうと思いましたが、店主は、「募集したら何人か面接に来たのですが、日本の若者は、何かチャラくてね。それに比べて、中国の留学生は真面目で礼儀もしっかりしているので、採用しました。」と話していました。
教員採用試験の倍率が2倍以下になって問題になっています。それでも2倍あるのですが、3倍以上ないと優秀な学生を採用できないということです。今、企業で言っている「人手不足」は、優秀な人材のことです。誰でも良いということではありません。
例えば、ALT(英語助手)は、以前は各自治体で雇用していましたが、最近は、派遣会社に委託しています。一度採用してしまうと、不適格な人でもなかなか解雇できないからです。高校の進路指導の先生は、「毎年、高校生を採用してくれるお店やホテルがあります。それだけ1年も経たずに辞めるということです。」と言っていました。世の中、そんなに甘くはありません。
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