2022年12月27日火曜日

花だより 「こどもの詩」 ロウバイ

 

 読売新聞に「こどもの詩」のコーナーがあります。今年1年の中から、選者を務める詩人の平田俊子さんが選んだ、心に残った今年の6編が紹介されていました。

  いいんだよ  (5歳の園児)
 おたんじょうびがきた
 としとったら
 ママは
 もっとママになるから
 いいんだよ

  ふつうのひと (6歳の園児)
 いいこにしてたら
 サンタさんくるでしょ
 わるいことをしてたら 
 サンタさんはこないでしょ
 ふつうのひとには
 サンタさんはくるの?

 胸の痛む出来事が今年もたくさんありました。暗い記事が多い中で、「こどもの詩」はほっと一息つける欄になっています。
 誕生日が来るたびに大人は複雑な気分になります。しかし、子どもは、「ママはもっとママになる」とポジティブにとらえています。また、「普通の人には、サンタさん来るの?」と質問された親は、何と答えたのでしょうか?
 日々の暮らしで感じたことや発見したことが、素直な言葉で丁寧につづられています。

  うちの園児は、こんなことをつぶやきました。
 「うちにはエントツがないから、サンタさんは来ない!」
 とママが言ってた。
 だけどママは、「自分のところには来てほしい。」
 と言ってた。

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