ホクレン訓子府実証農場を見学した時、GPSガイダンスによる自動運転のトラクターとドローンを活用した農作業がこれからの農業の主流になるという話を聞き、さっそく農家の方にこの話をすると「もう実際に使っていますよ」と言われました。ドローンは、すでにさまざまシーンで活用されています。残念なことに戦争の兵器として、なくてはならない存在です。自動運転の技術革新も急速に進んでいます。ハンドルから手を放してもよくなりました。無人のコンビニまで登場しました。ICTでできる仕事はICTを活用し、人間は人間でないとできない仕事に集中するのが、世の中の流れです。
しかし、学校のICT化による業務の効率化は、思ったほど進んでいません。校務支援システムが導入されましたが、「校務遅延システム」ではないかと揶揄されることもありました。「教育にはICTはなじまないという思い込み」「これまでの業務の流れをそのまま維持しようとする空気」が、学校現場にはまだあるようで、ICT化の本当の大切さと可能性が理解されていないのです。
ところが、不登校の子や教室で発言できなかった子が、オンライン授業になったことで、学習意欲が非常に高まる例が次々に報告されると、その効果を認めざると得なくなりました。また、職員研修もWeb会議がどんどん広がっています。忙しい学校を空ける必要がなく、時間の節約にもなる。旅費もかからない。何時間もかけて札幌に出かけることはなくなりました。
ポストコロナ時代は、「紙とチョーク」から脱却しなければならないのです。「まだまだ未熟なICTより、日本の教師のパフォーマンスの方が素晴らしい!」そう思っていた人、今やそうではなくなりました。
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